シカゴやその周辺の町を歩いていると頻繁に見かけるのが
「ジョンソン銀行」「ジョンソン保険」「ジョンソン・・・」
という名前のビル。元もとはワックスやペンキの会社でした。
そのジョンソン氏の私邸を建てたのが、
20世紀3大建築家の一人といわれるフランク・ロイド・ライトです。
ライトはたくさんの個人住宅を作っています。その多くは
オークパーク(ダウンタウンから西へ19キロ)にあり
ロイドの自宅兼オフィスも含め約30軒の私邸が建っています。
ぜひオークパークのツアーに行きたかったのですが、残念な
がら予約できませんでした。そこでJaの家から近い場所にある
「ジョンソン邸を訪ねることにしました。
むかって右がジョンソン氏、左がライト。
敷地の地図。ガイドさんの説明とともに四方に羽根のように伸びた部屋を見て周り
ました。
正面奥が入口
家の中心はこの円形の大きな暖炉。その周りをリビングコーナーが
ぐるりと囲んでいます。 横の螺旋階段を上っていくと屋根のてっぺんへ。
そこからは展望台みたいに敷地内全体を見渡すことができます。

その先に伸びる長い廊下には子供部屋、
映像ルームそして、ミーティングルームへと続いています。
反対側に伸びた廊下と部屋は女の子用に増築した部屋です。ロイドは住宅を建てる時、将来家族が増えることを想定してデザイン
しているのがわかります。増築をしてもその家で快適に過ごせるように
考えてデザインをしているんですね。
一階の窓に立ってみると、どの位天井が高いか?わかります。
壁のスイッチを押すと収納してある長いテーブルが
自動で出てきます。★フランク・ロイド・ライト
(1867年~1959年)アメリカの建築家。
ライトの建築や彼の仕事を通してのみの生活が書かれています。
来日して旧帝国ホテル、日本人私邸のデザイン、建築もしています。
http://www.organichouse.jp/aboutFLW/
こちらはライトのロマンチックで人間臭い波乱万丈な私生活に
ついても詳しく描かれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%
A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A
D%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9
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ピカソもそうだけれど、人生の途中でどんなに落ち込むような事
があっても、何故か運が強くて、しかもエネルギーが枯れないん
ですよね。そしてよりクリエイティブになっていきます。
まるで小説の主人公のように生きたライト。彼の生涯を映画
にしたら、すごくドラマチックないい映画になると思うけどなあ。
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ライト以外の
20世紀近代建築家は
ミースとコルビッシュで・・ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは・・・
(1886年~1969年)ドイツの建築家。
ドイツからシカゴに亡命し、イリノイ工科大学の教授
として後の近代建築を索引する有能な若き建築家を
たくさん育てました。
そして彼自身がデザインシしたシカゴのフェデラル・センター
(フラミンゴ後方)やIBMビルは代表作です。
http://viajedecubas.blog.fc2.com/blog-date-20150101.html
ル・コルビッシュは・・・・
(1887年~1965年)スイス生まれのフランスの建築家。
近代建築の「五原則」を掲げ、シンプルで機能的であり
しかも人が住むのに快適であることを優先したデザイン
の建築をめざしました。
パリ郊外に建つサヴォワ邸は1927年にル・コルビュジエが
提唱したその五原則を厳格に取り入れた建物です。
どんな事を取り入れたのかを解りやすく解説しているサイト
を発見! ↓
邸宅のフォルムだけを形容すると・・・美しい白い長方形の箱
ですね。
http://www.mmm-ginza.org/museum/serialize/backnumber/1101/museum01-02.html
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